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LIGNA 2019(2019年5月)

初の海外出張、ドイツLIGNAの様子をまとめた記事です。



LIGNA(リグナ)は、ドイツのHANNOVER(ハノーファー)で2年に1度開催される、

世界最大級の"国際木工林業機械見本市"です。



この度、弊社ではドイツHOLZHER社の木材加工機を導入するにあたり、加工機と加工ソフトを視察すべく、初の海外出張をおこないました。



まずは余談となりますが、宿泊した街の様子から。

HANNOVERから車で30分ほどのCELLE(ツェレ)という街。

CELLEは、第二次世界大戦の戦火を免れた数少ない街の一つだそうです。


15世紀以降に建てられた木組みの家が500軒ほど残り、古く美しい街並を観ることが出来ました。


CELLEに到着したのは夕方。

ここはドイツ、やっぱり、とりあえず、ビールを飲んで(笑)、翌日からの展示会場巡りに備えました。



翌日からは、HANNOVER MESSE(ハノーファーメッセ)での怒涛の展示会場巡りです。 日本でおなじみの展示会場、東京ビックサイトや幕張メッセの何倍くらいあるのでしょうか・・・


会場に到着してまず目に入ってきたのは、強烈なインパクトの通称「EXPO ROOF(エキスポルーフ)」


2000年に開催されたハノーファー万博で建造された、巨大なもみの木の大屋根が会場を覆っていました。



ちなみに、ハノーファー万博のジャパンパビリオンは、坂茂さんの設計で、「紙の建築」というコンセプトで注目を集めていましたが、施工やテロ対策の問題で全てを紙と木で作ることは出来なかったそうです。


しかし、博覧会終了後には、建築材の一部がドイツの小学校の教科書やノートに生まれ変わり、「環境」をテーマにした博覧会における、新たな建築的挑戦が話題となったそうです。



話は戻り、LIGNA会場内の様子です。

大小様々の木材加工機が、延々と唸りをあげ続けていて終始圧倒されてしまいました。


一言で木材加工機と言っても、切る・削る・曲げる・貼る・覆う・・・などの加工から、運ぶ・整理する・・・など、規模が大きくなるほどに、もはや人間はコンピューターの前にしかいない。という世界が広がっていました。

こちらはALTENDORF社(ドイツ)です。

弊社の工場では、以前からこのALTENDOLF社のスライドソー(切断機)が活躍しています。



そして今回の出張の一番の目的、HOLZHER社です。


コーポレートカラーのオレンジがなんだか可愛いくて、営業らしきスタッフの方達は、全員オレンジのネクタイをしていました。


商談スペースの広さが、企業の大きさを表しているようでしたが、席は常に満席で活気が溢れていました。



こちらが、今回弊社で導入する、PRO-MASTER 7225


詳細は別の記事にUPしますが、

直線軸XYZの加工に2軸の回転傾斜軸を加えた5軸で、木材の加工が出来ます。


CNC5軸マシニングセンタ(コンピューター制御で、自動で必要な工具を交換出来る、5軸工作機械(←すごい!))なのです。




他、プロダクトの展示があったり、様々の加工機に魅了されながら、3日間みっちりと展示会場を巡りました。



来場者の8割くらいは、世界の木工界&林業界の "おじさん" だった印象です。

弊社社長含め、「おじさんが皆、楽しそう」というのも、LIGNAの感想の一つでした(笑)



そして、少しの観光と、ほんの少しのビール&ソーセージでドイツ出張を終えたのでした。

(食べ物/飲み物が変わると、数日でも人間の体臭は変わる、ということがわかりました汗)


PRO-MASTER 7225に関してや、機械導入については、また別の記事でUPしたいと思います。


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